中古マンションとリビング
中古マンションを購入する場合には、できるだけ同じ価格でも広い部屋を希望することが多いでしょう。中古マンションの場合は新築マンションに比べて価格が低く設定されているので、同じ立地条件で比較する場合新築マンションよりも部屋のスペースが広いところを購入することができます。
賃貸マンションなどを何件か引っ越してきた人であれば、部屋は間取りによってかなり広さや明るさが違ってくることがわかるでしょう。中古マンションの場合、ワンルームなどが中心になっている賃貸マンションと違い、3LDK以上の部屋数が多い物件が多くなっていることが特徴です。しかし、部屋が多くなるということはそれだけ間取りのパターンがその建物ごとにかなり変化してくることにもなります。
中古マンションの間取り図を見る時、気になるのは最も広い場所になるリビング部分でしょう。通常、中古マンションにおける3LDKのリビングでは、11~12畳程度のものが一般的です。この中にダイニングテーブルやソファ、テレビなどくつろぎのための道具を置くことになります。このとき、広さはもとよりスペースの形状がかなり大きな問題となります。
リビングが正方形に近い形をしているとき、一見広そうに見えるのですが、実は家具の配置には大変苦労がしやすくなります。LDKタイプの場合、「リビング」と「ダイニング」の二つの機能を持たせなくてはならないので、正方形のスペースでは範囲を区切りにくいのです。